記述式問題にかかる時間
択一式問題や多肢選択式問題に比べ、記述式問題というのは、解答に時間がかかるものだ。
記述式問題を解くときは、解答を考えるだけでなく、頭の中で文章を組み立てたり、下書きをしてみたりしなければならないだろう。
これだけでもかなり時間がかかるが、実際に「書く」時間もみておかなければならない。
自宅で記述式試験の勉強をするとき、ノートなどに小さな文字で、さらさらと解答を書きつけている人が多いと思う。
しかし本試験では、大きな文字で、楷書で、丁寧に書く必要がある。
単純なことではあるが、これは予想外に時間を要するものだ。
記述式問題は、1問につき20点と配点が大きいので、できるだけ取りこぼさないように、落ち着いて解答したい。
だから記述式問題の時間配分は長めに取っておきたい。
尚、自宅で疑似模擬試験をする際は、できるだけ実物大の解答用紙を使ってみるとよい。
マークシートを見直す時間
マークシートの塗り間違えというものはないようで、結構あるものだ。
そして、こうしたマークミスには、試験会場でしか気づくことはできない。
後から答え合わせをしてみて「やった!合格点が取れている!」と喜んだのもつかの間、なぜか不合格だったときは、マークミスが原因ということも充分考えられる。
問題が解けなくて不合格になるなら納得もいくが、マークミスで不合格になっては悲劇である。
だからマークミスには充分注意し、本試験の最後の3~4分は、マークシートチェックの時間に取っておくようにしたい。
以上のようなことを考え、各種の問題を解く時間、自信のない問題を見直す時間、マークシートのミスを見直す時間等、トータルで確実に180分内に収められるよう、本試験前に感覚をつかんでおいてほしい。