3度目受験もやっぱり・・・

「3度目の正直!」
昔からそんな諺もあるくらいですから、とにかく今回こそは違った展開が待っている。
行政書士試験独学3度目の挑戦はすごく気合が入っていたにもかかわらず、またまた「不合格」でした。
しかも、得点としては初受験時の“合格点マイナス8点”と同じ。
法律初学者が手探りのまま行政書士独学初受験をした時と、3年間しっかり勉強した時とで同じ得点なんて、本当に信じられません。
身の回りの人も、きっと同じことを思ったでしょう。
「3年やっても伸びないんじゃ、この人には一生難しいのでは?」と、誰もが思っていたに違いありません(少々被害妄想気味ですね・・・)。

なぜ、3年目にもなるのに得点が伸び悩むのか。
そこには、やはり行政書士独学ならではのワナがありました。
これは2度目の受験の記事でも触れたことですが、範囲の膨大な行政書士試験に独学で挑戦した場合、どうしても必要な知識を習得しきれていないケースが多々あります。
確かにテキストなどには載っているけれども、実際には覚えきれていない事項が多いのです。
予備校や通信教育の場合、こうした曖昧になりがちな知識を定期的に問題に盛り込んでくれたりするのですが、独学教材はそうではありません。
十分な時間を費やしているにもかかわらず効率が悪い、これこそが行政書士独学受験のデメリットであり、危険な落とし穴であるというわけです。

さすがに3年目ともなると“行政書士独学=自己流=危険”ということに気がつき、
「今の自分のやり方ではずっと合格できない!」と焦りだします。
そして、受験勉強をスタートして初めて、予備校や通信教育といった方法にも目を向けることになりました。
もはや変な意地は捨て、確実に合格に導いてくれるものにはちゃんと頼ろうと思い直します。

行政書士試験、巷で言われているほど甘いものではありませんでした・・・。


行政書士独学を始めて3年目、徐々に「勉強と仕事の両立」に悩むようになってきました。
当時の私の仕事は一般的な事務職。
営業職などに比べれば、比較的定時で帰宅することの出来る職種だったのですが、それでも時期によっては繁忙期もありますし、そんな時には勉強が滞ってしまいます。
一昨年、昨年は「行政書士の受験勉強が一番」と割り切って、自分の仕事が終わればさっさと帰宅してしまっていたのですが、3年目ともなるとさすがに周囲の目が気になり始めます。

行政書士独学3年目、そろそろ本当に合格をキメないといけないところなのに
そろそろ仕事にも手を抜けなくなってきている・・・

早く合格してしまえばこれまで勉強していた分仕事に打ち込める(というか、今の仕事を辞める理由が出来る)のに、仕事で勉強がはかどらないから常に状況変わらず。
何だか悪循環というか、最高に効率の悪いことをしているなぁという感じでしたね。
予備校や通信教育を利用していれば、もう少し勉強面を効率良く進められたのかもしれませんが、このときは「行政書士試験は独学で!」にこだわっていた時期でしたので、色々な選択肢を見ようともしていませんでした。
意地になっていて、自分の勉強法を変えようとは思えなかったのです。
これも独学ならではの失敗でしょうね。

仕事と勉強の両立という問題に、結局私はどう対処したのかというと「朝活」でした。
終業後の学習時間はとても確保できそうになかったので、毎朝少しでも早く起きて早めに家を出て、会社近くのカフェで1~2時間程度勉強する習慣を身につけたのです。
行政書士試験に限らず、また独学であるかないかに関わらず、この「朝活」は社会人の資格試験に向けた受験勉強にはかなり有効だなと感じました。
オフィス街だったせいか、周りを見渡すと同じように朝活をしている社会人をたくさん見かけましたし、そういった姿を目にすることは良い刺激になりました。

勉強する社会人に朝活、これオススメです!


行政書士独学3年目ともなれば、教材についてのいろいろな情報を耳にするように(いえ、実際には”目にするように”?)なります。
ネットでは行政書士試験に独学で合格された方や、自分と同じように現在挑戦中の方のブログが結構あるので、そういった方々からのリアルタイムな情報は非常に役に立ちました。
他の受験生が「実際に使ってみて良かった」というものは、結構みんな似ていましたから、良さそうな教材と言うのは自然と分かってくるものです。

行政書士独学3年目のパートナーに決定したのは、『Success』シリーズでした。
早稲田セミナーから出版されていた参考書で、法令ごとに1冊にまとめられているのでわりと深い知識が得られる内容でした。
基本書の場合、全ての法令が1冊になっている本もあるのですが、そういったものはどうしても要点しか記載されておらず、理解を深めるのは難しいんですよね。
もちろん、行政書士試験に合格するためにはそこまでマニアックな知識は必要とされていないので、コンパクトタイプの参考書でも十分と言えば十分なのですが、個人的には「使い勝手が悪いかなぁ」という印象でした。
昨年度使用した『うかるぞ!』シリーズもかなり評判の良い参考書ですが、如何せん、昨年これで合格できなかったので今回は心機一転変えてみたというわけです。

行政書士独学3年目に選んだ『Success』シリーズは、基本書から問題集、一問一答、肢別過去問など、必要な書籍が全て揃っているのが魅力です。
そして何より、早稲田セミナーという資格予備校プロデュースという点も、独学者には心強い要素であったと思います。
「あくまで独学で・・・」と決心していても、やはり心のどこかで予備校の存在は意識していますからね。
行政書士試験というのは、独学であろうと予備校通学者であろうと、全ての人が同じテストを受けるわけですから。

この『Success』シリーズの参考書と共に、予備校の模試も活用していくことにしました。
1年目、2年目の学習である程度基礎力は養われていますから、今回は“全受験生の中での客観的な自分の位置”というのを早い段階から意識していこうという作戦です。
あくまで独学をモットーとしている私ですが、まぁ模試くらいは利用しても許されますよね・・・


行政書士独学も3年目を迎えると、半ば意地のような感情が芽生えてきました。
「ここまで独学で頑張ったのだから、
ここで予備校や通信教育に乗りかえるわけにはいかない」

そんな思いに駆られ、3年目もやはり行政書士独学日記は続いていくということになりました。

しかしながら、時々心によぎる不安感は、2年目とは比べ物にならないものでした。
「本当にこのままで合格できるのだろうか」
「ひょっとしたら、何度行政書士に挑戦しても独学では無理なのでは?」
ありとあらゆる不安な思いは、日に日に膨らんでいくばかりです。

やり場のない思いから、思わず『行政書士独学マニュアル』などという何とも怪しいマニュアルをインターネットで購入してしまったのも、ちょうど独学3年目が始まった頃でした。
もともと焦って始めた資格の勉強ではありませんでしたが、3年目ともなると「早く合格しなければ!」という漠然とした気持ちが芽生えるようになり、そんな感情が正常な判断をも乱すというわけです。
何らかの資格で長期受験生になった経験をお持ちの方であれば、もしかしたらこんな気持ちに共感していただけるかもしれませんね。

とにもかくにも、一度始めてしまった行政書士独学への挑戦は、そうそうたやすく諦めるわけにはまいりません。
行政書士を目指していることは、家族や親しい友人らには何となくほのめかしてしまっているし、子供じゃあるまいし「出来ないから辞める~」なんて恥ずかしくて言えないのです。
そんなところが、大人の資格受験ならではのツラさとでも言いましょうか。

行政書士独学3年目は、頑固な意地と大きな不安を抱えた状況の中、前途多難なスタートを切りました。