行政書士に年齢は関係ない
行政書士試験は、受験資格がまったくありません。
これはすなわち、何歳であっても行政書士を目指せるということを意味します。
さすがに、18歳といった年齢であれば試験に合格することはできても、登録等は成人するまでおあずけとなります。
行政書士になる際に、年齢は基本的に関係がないわけです。
ところで、実際にはどれくらいの年齢で行政書士としてデビューするのでしょうか?
年齢別の合格者比率
年齢 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 |
10代 | 約0.5% | 約0.6% | 約0.8% |
20代 | 約27.1% | 約35.9% | 約21.9% |
30代 | 約35.9% | 約31.8% | 約32.9% |
40代 | 約21.9% | 約25.4% | 約25.0% |
50代 | 約10.7% | 約14.2% | 約12.9% |
60代~ | 約3.9% | 約5.9% | 約4.4% |
いかがでしょうか?
例年、いちばん合格者がたくさん出ているのは30代です。
ただし30代が突き抜けているのではありません。
20代や40代と近い状態ですね。
近年は20代が40代よりやや優勢といった塩梅でしょうか。
それにしても50代以上で毎年10数%の合格者が誕生していることには、改めて驚かされます。
それまでの仕事を辞めて行政書士になりたいと考える人が毎年いるわけですし、そのような志願者の受け皿が世の中にあることもまた事実。
特定の年齢・年代ばかりに合格者、それから志願者が集中しないのは、行政書士という資格・職業がそれだけチャンスに満ちていることの表れでもあるでしょう。