行政書士の勉強時間3ヶ月
行政書士の試験に独学で受かるには、かなり長い間にわたってコンスタントな勉強を続けることが大切です。
「勉強時間正味3ヶ月で行政書士に受かった」という人の自慢話や体験談がオンラインで流れていますが、どこまでが本物なのかはかなり怪しいですし、実話がその中に混ざっていたとしても、それをまるごとマネできる人はめったにいません。
しかし、行政書士の試験まで時間がないこともあるでしょう。
行政書士の試験は、年に1回です。
毎年試験は11月ですが、試験の申し込みは8月から9月初めまで受け付けています。
行政書士の仕事に強い興味を覚えたのが8月頃だとしたら、どうなるでしょう?
その場合、事実上行政書士試験日まで3ヶ月くらいしか独学する時間がないことになります。
こういったときは、正直なところ次の年の試験で合格することに目標を定めたほうが無難な判断になりますが、それでも「その年の試験を受けずに終わりたくない」と思うの自然ですね。
その年の試験での合格には正直こだわりすぎずに、あくまでも力試しのつもりで受けに行くほうが絶対に損をしないでしょう。
とはいえ、やはり本物の行政書士試験を受けにいくのですから、3ヶ月しかなくてもできるだけ万全を期すようにしたいものですね。
アウトプット、インプットの繰り返し
行政書士の独学の勉強では、「必須項目の吸収(インプット)」と「解答力の強化(アウトプット)」の繰り返しが基本となります。
これをわずか3ヶ月の独学期間で行政書士試験日までにひたすらやり込まないといけません。
正直な話、もう試験範囲全部をくまなくカバーしようとするような勉強はできません。
インプットもアウトプットも完全同時並行でやっていくしかないでしょう。
最初から問題集に主体的に取り組むなどして、ひたすら試験本番に向けての対策を徹底的にやりまくることが中心となります。
単発的な講座
こういうときに、一部の通信講座や予備校がやっている、科目ごとの単発的な講座は役に立ちます。
特に自信がない科目についてだけ、短期間で、しかも数千円~1万数千円くらいの破格の料金で受けられます。
もちろんこれは、半年以上みっちり勉強してきた受験者も使う方法です。
これらを多用して、3ヶ月で極限まで学力を上げるべきでしょう。
そこまでしても、やはり独学勉強時間3ヶ月では行政書士合格は多難です。
次の年に合格が持ち越しになることを念頭において勉強するべきでしょう。