合格率平均一桁!「狙い目資格」とはもはや過去のイメージ

さて、これまでお話してきた通り、私自身は合格まで実に4年もの歳月を費やしてしまった行政書士試験。個人的な感覚としては「独学なんてとても無理!しかるべき対策は必須」といった感じなのですが、一方ではネットを中心に「行政書士試験レベルなら独学で充分」「半年で合格出来た」といったお声も聴かれます。

う~ん、認識は真っ二つに分かれるようです。

行政書士試験の難易度って、一体どの程度なのでしょうか?

本ページでは、実際の合格状況や他資格との比較の中で、考えていくことにいたしましょう。
まず注目しておくべきは、行政書士試験の合格率です。「独学でいける」等と揶揄される行政書士試験ですが、直近10年間のデータを見てみると合格率1桁の難関国家資格であることが分かります。
さらにさかのぼると、平成17年度はわずか2.62%を記録しており、これだけを見ると超難関でおなじみの司法書士試験と並ぶ合格率の低さであることが分かります。その他の年度についても概ね7~8%のラインが平均となっているようで、決して易しい試験ではないことは明らか。行政書士試験に独学で合格された受験生は、おそらく全体のごく一部なのではないかといった印象です。

また、他国家資格との比較で「狙いやすい」とされている行政書士試験ですが、実際の位置付けはどのようになっているのでしょうか。
確かに、司法書士や税理士、公認会計士などと比べれば対策しやすいと言えるのでしょうが、特定の分野に限定せず、基本的な法律を幅広く習得しなければならないといった点に難しさがあります。
よく比較対象にされるのが社会保険労務士ですが、こちらもいくつもの法の知識が求められる難関。いずれも法律系国家資格の中では初学者にも狙いやすいとはいえ、「易しい」とは言い難いものがあるのではないかと思います。

このように、行政書士試験は巷のイメージ以上に難しい試験であることは言うまでもありません。「簡単」「狙い目」は法に精通したごく一部の受験生にとっての印象なのではないでしょうか?よって、行政書士試験合格を目指す上で、独学は非常にハイリスクであることは明らかです。